札幌の隠れ家鮨屋のお話です.(初回の記事2回目の記事

実はすぐに裏の裏を返してこのお方と3回目の訪問をしたのですが,
それは今となっては半年以上前の話で,ネタが季節外れです.

よってそのときの記事は次の冬にアップすることにします(^_^;
(追記:結局かなり後にアップしました→http://blogs.yahoo.co.jp/miyukijl/34342345.html)



今回記事にするのは初夏にした4度目の訪問です.

前回から4ヶ月ほど空いていましたが,すぐに裏を返したおかげか
大将も予約の段階から良く覚えていてくれました.
(毎回,同行者の態度が皆さん素晴らしいからかもしれません.)

今回も東京のあるお方と約束しての訪問でした.

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北海道限定のサッポロクラシックで乾杯です.

しかし私の横には元々約束していた方でなく,なぜか別の江戸っ子

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このお方が居られました!

このお方も急に来れることになったので,あらかじめ二人で打ち合わせして,
時間前に集合して飲み始めていたのです.
それを知らない元々の客人を驚かすために(笑)

しかし敵もさすが百戦錬磨のお方です.

小さい小さい窓を通して外からこちら店内を覗いてきたのです.
見覚えのある優しい瞳と額にある第三の目が見えたときに我々は観念しました(^_^;

元々約束していた
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このお方が笑いながら店内に入ってきました.

「来る予感がしていたんだよなぁ,空港の速報記事へのコメントに反応しないし(笑)」
とのことで,すっかりバレていたようです.

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真ん中はつぶで,左が時鮭(ときしらず)のマリネ,右がスケソウダラの子?

今回の料理もまた北海道(本州人用)コースです.

「さかなクン」ばりに魚介豆知識入れていきますよ~
(その結果5000字の文字制限を越えたので二つに分けました…)

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支笏湖のチップ(姫鱒)の姿造り.

食通のお方もこれを知らなかったですが,一口食べると「美味い!」と呻っていました.
最初に捌く前の姿を見せてくれたので,写真を撮ればよかったです.

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今しか食べられないんだぞ~と威張った様子のチップ(笑)

チップは6月から8月までが解禁時期です.
私は今までドナルドソンとごっちゃにしていたのですが,それは虹鱒の改良品種で,
さらに掛け合わせたのがスーパーによくあるトラウトサーモンだとか.

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道南の赤貝.

貝の臭さがあまりなくて.柑橘と塩で食べます.
仕入れルート確保の関係で道内のどこの港で揚がったのかはとは言えないとか.

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水蛸,包丁が入っていて食べやすいです.
横のポン酢?でもいただきます.

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天然本マグロ.

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大間のでどや~っ!

やっぱり自分は本マグロ大好きっ子です.
もっともっと沢山食べたいのですが…

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紅白うに合戦
塩水雲丹 白赤の食べ比べ!

積丹の解禁は翌日でしたが,そのそばの余市はもう解禁になっていて,これは余市産でした.

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両方違った美味しさがありますが,やはり私にとっての主役は赤.
北海道のウニには大きく分けて2種類あります.

とげの長い(キタ)ムラサキウニ(白ウニ):身の色は黄色
とげの短い(エゾ)バフンウニ(赤ウニ) :身の色はオレンジ色

後者(赤ウニ)の方が人気で値段も高いです.
ガンゼとも呼ばれます.

また,キタムラサキはムラサキより,エゾバフンはバフンより大きいという違いがあります.
以上,クドく使い回しのウニ豆知識でした.

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どーですかお客さん,この美しさ!

事前にお店に「ウニが食べたいです☆」と,お客様の要望をよ~くお願いしておいたのですが,
白赤の食べ比べができるとは思ってませんでした.



チップもウニの食べ比べも他の刺身もすごく美味しくて,素晴らしかったです.


しかし客人は以前にもこの店に来て素晴らしさを知っているので,この程度では
怒りは納まらないかもしれません.

というのも

実は客人はこの日「あるフレンチの店でラムを食べたい」と言っていたのに,
私が「この週の金曜日に別の人と行く予定なので…」とお断りしたのです.

しかも何を血迷ったかこの日にその店の直近の訪問記事をアップしてしまい,
  「あんな美味そうなもの見せやがって,いい度胸してんな~」
と脅されていたのです.

怒りを鎮めるためにはもっともっと美味しいものが必要でした.

(サプライズの後編に続きます)