イメージ 2

今から5年前,北海道は野球不毛の地になってました.

特にこの傾向は小学生など子供たちに顕著でした.
野球帽をかぶる少年を見かけなくなりました.
公園でキャッチボールや草野球で遊ぶ少年たちも見かけなくなりました.

当然です.彼らのほとんどは野球道具を所持しておらず,もちろんルールも知らなかったのです.
少年野球団は「初めての人大歓迎」,「道具はすべて貸し出し可能」と怪しくも甘い広告を出しても人が集まりませんでした.
私の子供時代から考えると,シンジラレナイ状況でした.

***

そこへ日本ハムの移転.
しかし盛り上がったのは主に野球黄金時代を知る男性の大人が中心でした.
札幌ドームで見かけるのはおじさんばかり,女性や小学生なんてまだまだ少数でした.
イメージ 1
新庄が紙面をいつも賑わす様になっても,地元の客層はそれほど劇的に変わらなかったと記憶しています.

***

本当のきっかけは高校野球だったと思っています.
ほとんど勝ち進んだことのない北海道のチームが夏の甲子園2連覇.
野球が一般の人にとって身近に感じ出しました.

そして日本ハムの優勝.
球場に小学生の姿が増えましたが,この時点で最も増えたのは女性客(さすがにソフトバンクと違い中心は30代後半から50代が圧倒的多数)です.
このおばさま方が中心になっているところが地元密着感を高めました.

その後新庄の引退,小笠原の移籍で野球人気の翳りが心配されるも,逆に少年のファンは確実に増えていきました.
そう,この人が8割の小学生に日ハムの帽子をかぶらせたのです.


↓↓↓↓






イメージ 8


間違えました,この人が8割の小学生に日ハムの帽子をかぶらせたのです.
↓↓↓↓
イメージ 3
少年たちは野球帽をかぶり,野球道具を持って公園に集まるようになりました.野球少年団も盛況です.
ドームも小学生がぐっと増えました.ファンクラブなら小学生は内野自由席まで無料というのも,不況の北海道にはありがたいです.

イメージ 4
昨日の広島との交流戦,そのダルビッシュが先発です.

イメージ 5
珍しく前半で3点取られてしまいましたが,後はきっちりと抑えてくれました.

しかし,どのチームもけが人続出とはいえ,日ハムは本当に悪い状況.
打者は1番と5番バッターが,投手陣では抑えのエースとローテ2番手ピッチャーが故障とは.
しかもこのうち3人は,ぶつけられての怪我なので呪われている感じです.

イメージ 6
途中でオールスターのファン投票も.


イメージ 7
手強いとは聞いてましたが,相手投手ルイスさすがでした.
最後は追い詰めかけるも惜敗.
なぜか右端にはヤクルトのグッズで応援の人も.

それより心配だったのは9回,鋭い打球がダルの腰に直撃.
ダルビッシュ,お前まで呪われたか?
痛がらずに続投ですが,森本の骨折も気丈に試合を続けてから発覚したことを考えると不安でした.

ダルの試合は早く終わるので,ナイターでも小学生観戦推奨試合でもあります.
実際に,ドーム近くに住む我が家に帰りついたのは夜8時半.

結局ダルビッシュは問題無いようで,しかも明日から抑えのエースのマイケル復帰だそうです.
これからが楽しみです!